鶏肉の水洗いは危険?やってはいけない理由と正しい取り扱い方法

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唐揚げやチキンソテーなどでよく使う鶏肉
調理前にシンクで水洗いする方も多いのではないでしょうか?
実は鶏肉の水洗いは食品衛生上のリスクが高く、専門機関も推奨していません。
本記事ではその理由と、正しい鶏肉の取り扱い方法を詳しく解説します。

目次

鶏肉の水洗いはなぜNGなのか?

厚生労働省・農林水産省の公式見解

厚生労働省と農林水産省は、「鶏肉を水洗いしないこと」を明確に推奨しています。
その理由は、カンピロバクターサルモネラなどの食中毒菌が、流水と共に周囲に飛び散るためです。

水しぶきによる二次汚染

シンク内やその周辺(調理台、ドリンク台、食器置き場など)に菌が飛散し、他の食材や調理器具を汚染する危険があります。
家庭でも店舗でも、二次汚染による食中毒事故は珍しくありません。

実際の現場では…

実は飲食店でも「鶏肉の血抜きやドリップ除去のため水洗い」を行う現場が存在します。
しかし、厨房の作業環境や配置によっては極めて危険です。
シンクの近くにドリンク台や洗浄後の食器置き場がある場合、飛沫が付着しやすくなります。

安全な鶏肉の扱い方

1. 水洗いしない

ドリップや血が気になる場合はキッチンペーパーで優しく拭き取るのが正しい方法です。

2. 加熱処理を徹底する

カンピロバクターは75℃以上で1分以上の加熱で死滅します。
中心部までしっかり火を通しましょう。

3. 調理器具や手の消毒

鶏肉を扱ったまな板、包丁、手は、すぐに洗浄・消毒します。
他の食材に触る前に必ず手洗いを徹底してください。

職場で気を付けたいこと

もしアルバイト先や飲食店で水洗いが習慣化している場合は、
厚生労働省や農林水産省の公式ガイドラインを根拠に上司へ提案することが大切です。

まとめ

  • 鶏肉の水洗いはNG(菌の飛散リスクがあるため)
  • キッチンペーパーで拭くのが正しい方法
  • 75℃以上の加熱で安全に調理
  • 調理器具や手の衛生管理を徹底

食品衛生の知識はお客様や家族の健康を守るためにもとても大切です。
ぜひ正しい情報を理解し、安全な調理を心がけましょう。

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