フジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『千鳥のクセスゴ!』が、2025年3月をもってレギュラー放送を終了することが決定しました。

千鳥の人気番組として定着していたものの、なぜ打ち切りとなったのでしょうか?
今回は、視聴率やスポンサー事情、裏番組との競争などのデータをもとに、番組終了の理由を徹底分析します。
視聴率の低迷
『千鳥のクセスゴ!』は、視聴率が低迷していたことが指摘されています。特に2024年のデータを見ると、
- 2024年7月28日放送回:視聴率3.6%(出典:dmate.blog.fc2.com)
- 2024年9月22日放送回:コア視聴率3.0%(出典:ashitamohare.com)
- 2024年9月29日放送回:コア視聴率3.2%(出典:ashitamohare.com)
と、3%台に低迷していました。バラエティ番組としては決して高い数値ではなく、打ち切りの大きな要因と考えられます。
裏番組との競争激化
『千鳥のクセスゴ!』は日曜日19:00~20:00に放送されており、以下の強力な裏番組と競合していました。
- 日本テレビ系列:『ザ!鉄腕!DASH!!』
- テレビ朝日系列:『ナニコレ珍百景』
- TBS系列:『坂上&指原のつぶれない店』
- テレビ東京系列:『モヤモヤさまぁ~ず2』
これらの番組は長寿番組であり、安定した視聴率を獲得しているため、『千鳥のクセスゴ!』が苦戦を強いられていたと考えられます。
番組内容のマンネリ化
当初は「クセの強い芸人がネタを披露する」という斬新な企画が人気を博していましたが、最近ではグルメ企画など本来の趣旨から外れた企画が増え、視聴者の関心が薄れてきたとの指摘もあります。
「最近つまらなくなった」という声がSNSでも見られ、視聴率低迷に繋がった可能性があります。
スポンサー離れと広告収益の低下
フジテレビは近年、接待問題などの不祥事が発覚し、スポンサーが離れる傾向にあります。
その影響で広告収益が減少し、制作費を確保するのが難しくなったとも考えられます。
特にゴールデンタイムの番組では制作費が高額になるため、収益面での問題も打ち切りの一因となった可能性があります。
フジテレビの番組改編方針
2025年春の改編で、フジテレビはバラエティ番組の再編を進めていると報じられています。
視聴率が低迷している番組を整理し、新たな企画を投入することで視聴者層の入れ替えを狙っているようです。
その一環として『千鳥のクセスゴ!』も終了が決まったと考えられます。
まとめ
『千鳥のクセスゴ!』が2025年3月に終了する理由を分析すると、
- 視聴率の低迷(2024年の平均視聴率3%台)
- 強力な裏番組との競争(『ザ!鉄腕!DASH!!』など)
- 番組内容のマンネリ化
- スポンサー離れと広告収益の低下
- フジテレビの改編方針
と、複数の要因が重なったことが明らかになりました。
千鳥のバラエティ番組は多くのファンに愛されており、今後の新番組や特番での活躍に期待が高まります。
これからも千鳥の新たな挑戦に注目していきたいですね!