子どもの正しい褒め方10選!子どものやる気をアップさせよう

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ももこ先生

こんにちは! 元教員ママのももこです♪

「ほめること」は、子どもの成長を応援するための大切なコミュニケーション方法です。

しかし、ほめ方次第では、知らず知らずのうちに子どものやる気を削いでしまったり、プレッシャーを与えてしまうこともあります。

悩める保護者の方

どうすれば、子どものやる気を引き出せる褒め方ができるのかな?

……と悩んだことはありませんか?

この記事では、元教員の視点から、親がついやりがちな間違いと、その改善方法についてお伝えします。

例えば、「やればできる子」と言う一言がプレッシャーになることや、ご褒美に頼りすぎる危険性など、具体的な例を挙げながら分かりやすく解説していきます。

ももこ先生

ほめ方を少し工夫するだけで、子どものやる気や自己肯定感をグンと高めることができますよ!

この記事を通じて、毎日の子育てにすぐに活かせる「正しいほめ方」を一緒に考えていきましょう!

目次

今日から使える!正しい褒め方10選!

それでは、正しい褒め方10選をお伝えします!

「やればできる子」と言い過ぎていませんか?期待の伝え方を見直そう

「やればできる子だよ」という言葉、つい使ってしまうことありますよね。

一見ポジティブな言葉に聞こえますが、実は「やらないのは怠けているから」というメッセージとして受け取られることもあり、子どもにプレッシャーを与えてしまう場合があります。

例えば、宿題がなかなか進まない子に「やればできるのに!」と言うと、子どもは「やっていない自分はダメなんだ」と感じてしまうかもしれません。

そんな時は、「この問題、どうやったら解けると思う?」と具体的に工夫を促す言葉に変えてみてください。

「あなたなら工夫して解決できるよ」という姿勢で接することで、子どもは「自分にはできる力がある」と感じ、前向きに取り組めるようになります。

結果だけをほめていませんか?努力を認める重要性

子どもが100点を取ったり、運動会で1位を取ったりした時、つい「すごいね!1位だね!」と結果だけをほめてしまいがちです。でも、それだけだと「結果が全て」と思い込んでしまうかもしれません。

子どもが絵を描いて入賞した時には、「素晴らしい賞をもらえて嬉しいね。それに、ずっとコツコツ絵を描いて練習していたのを見てたよ」と努力をほめてみましょう

結果ではなく「練習を頑張ったこと」や「どう工夫したか」といった過程を認めることで、子どもは挑戦そのものを楽しむ力を育てられます。

結果が出なかった時も、「頑張った時間は無駄じゃないよ」というフォローがしやすくなりますよね。

 ほめるつもりが逆効果に!比較を避けたほめ方とは

「〇〇ちゃんより上手だね」「△△君より速く走れたね」と、他の子どもと比べてほめること、ありませんか?

一見、子どものやる気を引き出すように思えますが、実は逆効果になることも多いのです。

たとえば、兄弟姉妹のいる家庭で「お兄ちゃんより字がきれいだね」と言うと、ほめられた子は優越感を持つ一方で、比較された相手に対して対抗意識を抱いたり、傷つけたりすることがあります。

また、ほめられた子自身も「次も勝たないと認めてもらえない」と感じてしまいがちです。

代わりに、「昨日よりスラスラ読めるようになったね!」や「この前は難しかったのに、今日はこんなに上手にできたね」と、子ども自身の成長を基準にほめてみてください。

これにより、子どもは「自分なりのペースで頑張ればいいんだ」と感じ、自信を持てるようになります。

「簡単だね」と軽く言っていませんか?適切な挑戦心を引き出すコツ

「簡単だね」という言葉、つい褒め言葉のつもりで使ってしまうことがありますよね。

でも実は、これが子どものやる気を削いでしまう原因になることもあります。

このフレーズには「本当は簡単なんだから、それくらい当然でしょ」というニュアンスが含まれ、子どもは自分の努力や頑張りが軽視されたと感じてしまうかもしれません。

子どもが折り紙で複雑な作品を完成させた時、「簡単だったね」ではなく、「複雑なのに、手順をしっかり覚えて作れたね」と伝えるだけで、挑戦したことへの認識が変わります。

「コツをつかむのが早かったんだね」「工夫して進めたから早く終わったんだね」という言葉も効果的です。

こうした声かけで、次の難しい課題にも意欲的に取り組めるようになりますよ。

曖昧なほめ言葉になっていませんか?具体的に伝えるポイント

「すごいね」「えらいね」という言葉、便利でよく使いますが、これだけでは何が良かったのか具体的に伝わらないことがあります。

子どもが「どこを頑張ったのか」「何が評価されたのか」を理解できないと、同じ行動を繰り返すモチベーションが続かないこともあります。

たとえば、子どもが一生懸命描いた絵を見た時、「絵の色使いが明るくて素敵だね」「この部分、細かいところまで工夫して描いたんだね」と具体的に伝えてみましょう。

宿題を頑張った時も、「最後まで集中して取り組めたね」「難しい問題を諦めずに考えたのが良かったよ」と努力のポイントを指摘することが大切です。

こうすることで、子どもは自分の行動に自信を持ち、さらに頑張るきっかけをつかめます。

タイミングを逃していませんか?効果的なほめ方のタイミング

子どもが頑張ったことをほめる時、タイミングはとても重要です。

ほめるのが遅れると、子どもにとってその行動の価値が薄れてしまい、「なぜほめられたのか」が伝わりにくくなります。

子どもがテーブルの片付けを手伝ってくれた時、翌日に「昨日の片付け、助かったよ」と言うよりも、その場ですぐに「今お手伝いしてくれて助かった!ありがとう!」と声をかけるほうが、達成感や喜びが伝わります。

また、スポーツや勉強で努力している最中に「頑張ってるね!」と声をかけると、子どもは「自分をちゃんと見てもらえている」と感じ、さらに頑張る意欲につながります。

ほめるタイミングが早ければ早いほど、子どもはその行動を「大切にしたい」と思えるようになりますよ!

ご褒美ばかりに頼っていませんか?内発的動機づけを育てる方法

「これを頑張ったらおもちゃを買ってあげる」「お片付けしたらお菓子をあげるね」など、ご褒美でやる気を引き出そうとすること、ついやってしまいませんか?

確かに短期的には効果的ですが、これが続くと子どもは「ご褒美がないとやらない」という考えに偏りがちです。

宿題を頑張った時には、「ご褒美のゲームタイムをあげる」だけで終わらせるのではなく、「頑張ったから、こんなに早く終わって自由な時間ができたね!」と、努力が生み出した良い結果を強調してみましょう。

また、「自分で考えてやり遂げたね」という達成感を言葉でしっかり伝えることも大切です。

内発的な動機づけを育てることで、子ども自身が「やること自体が楽しい」と思えるようになりますよ。

「これくらい普通」と言っていませんか?小さな成功を見逃さない大切さ

日常の小さな成功、つい見逃していませんか?

たとえば、靴を揃えたり、お箸を上手に使えたりといった些細なことでも、子どもにとっては大きな一歩です。

それを「これくらいできて当たり前」と片付けてしまうと、子どもは「どうせ何をしても褒めてもらえない」と感じ、やる気を失ってしまうことがあります。

子どもがおもちゃを片付けた時には、「自分で気づいてお片付けできたんだね、すごいね!」と声をかけてみてください。

たとえ靴が少し揃っていなくても、「靴を揃えようと頑張ったね、次はもっと綺麗に揃えられるかもね」と認めてあげるだけで、子どものモチベーションは大きく変わります。

小さな成功を積み重ねていくことで、自己肯定感がどんどん高まりますよ!

ほめる量が多すぎていませんか?適度な頻度を守るコツ

ほめるのは良いことですが、何でもかんでもほめすぎると、ほめ言葉自体の価値が薄れてしまうことがあります。

たとえば、子どもが何か少し行動するたびに「すごいね」「えらいね」と言い続けていると、子どもは「この程度でも褒められるんだ」と感じ、本当に頑張るべき場面でのやる気を失ってしまうことも。

大切なのは、ほめる頻度ではなく「ほめる質」です。

たとえば、子どもが練習を繰り返して跳び箱を飛べるようになった時、「たくさん練習して挑戦したから成功したんだね!」と具体的に伝えましょう。

また、普段ほめる回数を少し控えつつ、特に努力したり挑戦した場面を見逃さずに評価することで、ほめ言葉がより特別なものとして響くようになります。

「頑張ったことがちゃんと伝わった」という実感は、子どもにとって何よりも嬉しいものです。

心からのほめ言葉を贈ることで、子どもは自信を持ち、次の挑戦に意欲を燃やすようになりますよ。

子どもの気持ちを置き去りにしていませんか?共感力を高めるほめ方

ほめることはとても大切ですが、それが親からの一方的な言葉で終わってしまうと、子どもに「自分の気持ちは分かってもらえていない」と感じさせてしまうことがあります。

ほめる際には、子どもの努力や成果だけでなく、その過程でどんな気持ちを抱いていたのかにも目を向けてみましょう。

「すごいね、頑張ったね」とほめる前に、「練習中、どんなことが一番大変だった?」や「うまくできた時、どんな気持ちだった?」と聞いてみてください。

こうすることで、子ども自身が自分の感情や経験を振り返るきっかけになります。

また、「頑張ったけど大変だったね」「楽しそうにやっていたね」と共感の言葉を添えることで、子どもは「分かってもらえた」と安心感を得られます。

たとえば、運動会の練習を頑張った子どもには、「一生懸命練習していたけど、疲れることもあったよね。でも最後まで頑張ったから本番でうまくできたんだね」と言葉をかけると、自分の努力がより価値あるものだと感じられるはずです。

共感の言葉は、子どもの心に寄り添う大きな力を持っています。

「親は自分をちゃんと見てくれている」と実感できることで、子どもはさらに自信を持ち、前向きに成長していけるのです。

子どもを褒めることは愛情を伝える大切な手段

子どもをほめることは、親としての愛情を伝える大切な手段です。

しかし、そのほめ方ひとつで、子どもが感じる喜びや自信が大きく変わります。

努力や過程に焦点を当て、共感を忘れずに伝えることで、子ども自身が「自分は価値ある存在だ」と感じられるようになります。

ぜひ、日々の生活の中で、子どもの小さな成長や頑張りを見逃さず、温かい言葉をかけてあげてください。

その一言一言が、子どもの未来への大きな力になるはずです!

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