最近、「郵便局から配送先が不明瞭のため、お荷物を配達できませんでした」というメールを受け取った方はいませんか?
このようなメールは、日本郵便を装った詐欺の可能性が高いです。本物と見分けがつきにくく、焦ってURLをクリックしてしまうケースも少なくありません。特に、住所や電話番号、メールアドレス、さらにはクレジットカード情報まで入力してしまった場合、どう対処すればよいのでしょうか?
本記事では、詐欺メールの特徴や個人情報を入力してしまった場合の対処法を解説します。
郵便局を装った詐欺メールの特徴
最近の詐欺メールは本物そっくりに作られているため、一見すると見分けがつきにくいですが、以下のような特徴があります。
✅ 詐欺メールの見分け方
- 差出人が怪しい:日本郵便(JP POST)の正式なドメイン(@japanpost.jp)ではないアドレスから送られている。
- 本文の日本語が不自然:「配送先が不明確」、「確認してください!」など機械翻訳のような文章が含まれる。
- URLが公式サイトではない:「https://japanpost.co.jp.〇〇.com」のように、不自然なドメインになっている。
- 個人情報を求める:公式の郵便局からの連絡では、クレジットカード番号や暗証番号を要求することは絶対にありません。
- 期限を急かしてくる:「24時間以内に確認しないと荷物が返送されます」など、不安を煽る表現がある。
もしこうしたメールを受け取ったら、すぐに削除してください。
誤って個人情報を入力してしまった場合の対処法
「気づかずに住所や電話番号、メールアドレスを入力してしまった…」
このような場合でも、迅速に対応すれば被害を最小限に抑えることができます。
① メールアドレス・電話番号を入力した場合
➡ 迷惑メール・詐欺電話に注意!
- 迷惑メールが増える可能性があるため、メールのフィルタ設定を強化する。
- 知らない番号からの電話には出ない。
- SMS(ショートメール)に不審なURLが届いたら、開かずに削除する。
📌 対策
- メールのフィルタ設定を強化(Gmailなら「迷惑メール報告」をする)
- 不審な電話番号を着信拒否する
- SMS詐欺(スミッシング)対策アプリを導入する
② 住所を入力してしまった場合
➡ 不審な郵便物や代引き詐欺に注意!
- 見覚えのない荷物が届いた場合、開封しない。
- 代引き請求(着払い)がある場合、受け取りを拒否する。
📌 対策
- 郵便局に「転送不要」の設定を依頼する
- 知らない荷物が届いたら受け取らない
- 不審な郵便物は消費者センターや警察に相談
③ クレジットカード情報を入力してしまった場合
➡ すぐにカード会社に連絡!
- クレジットカード会社に連絡し、不正利用の有無を確認。
- 必要ならカードを停止・再発行する。
- 利用明細をこまめにチェックし、見に覚えのない請求があればすぐに連絡する。
📌 対策
- クレジットカード会社の窓口に連絡する(24時間対応の番号がある)
- カードの利用停止・再発行を依頼する
- しばらくの間、利用明細をチェックする
💡 万が一、不正利用されていた場合、カード会社によっては補償を受けられることもあります。早めの対応が重要です!
詐欺メールを報告する方法
被害を防ぐために、詐欺メールは関係機関に報告しましょう。
🔷 日本郵便への報告
spoof@japanpost.jp に詐欺メールを転送すると、日本郵便が調査を行います。
🔷 フィッシング対策協議会への報告
フィッシングメールの情報は「フィッシング対策協議会」に報告することもできます。 👉 フィッシング対策協議会
🔷 最寄りの警察署へ相談
最寄りの警察署や 「#9110」 に電話すると、詐欺被害について相談できます。
今後、詐欺被害に遭わないためのポイント
「もう詐欺メールには騙されたくない!」という方は、以下のポイントを意識してください。
✅ 詐欺メールを回避するコツ
- 公式サイト以外のURLはクリックしない。
- メールやSMSで個人情報を入力しない。
- 公式アプリを利用し、通知を確認する。
- 不審なメールは削除し、報告する。
📢 特に「急いでください!」と煽るメールは要注意!
まとめ
郵便局をかたる詐欺メールは巧妙ですが、冷静に対応すれば被害を防ぐことができます。
✅ 個人情報を入力してしまったら、すぐに適切な対策を! ✅ クレジットカード情報を入力した場合は、カード会社に連絡! ✅ 迷惑メールや不審な電話に注意し、対策を講じる!
「怪しい」と思ったら、まずは落ち着いて対策を!
今後も詐欺被害に遭わないように、日頃から情報リテラシーを高めていきましょう。