最近、「郵便局携帯番号,配送先住所が不明瞭のため、お荷物は配達されませんでした。」というSMS(ショートメッセージ)を受け取った人が増えています。
これは詐欺(フィッシング詐欺)の可能性が非常に高いです!
本記事では、このメッセージの詳細や、詐欺の見分け方、安全な対策について詳しく解説します。
このメッセージはなぜ詐欺なのか?
このメッセージが詐欺である理由は、次の3つが挙げられます。
① 郵便局はSMSで個人情報を確認しない
本物の日本郵便や宅配業者(ヤマト運輸、佐川急便など)は、SMSやメールで「携帯番号の確認」「配送先の確認」を求めることはありません。
配達できない場合は、不在票を郵便受けに入れるのが基本です。
② 偽のリンクへ誘導し、個人情報を盗む
このメッセージには偽のURLが含まれていることが多く、クリックすると以下のような偽サイトに誘導されます。
• 本物そっくりな偽の郵便局のサイト
• クレジットカード情報や住所を入力させるフォーム
• スマホやPCにウイルスを仕込むサイト
URLに「post.japanpost.jp」以外のものが含まれている場合は、詐欺サイトの可能性が非常に高いです!
③ 日本語の表現が不自然
詐欺メッセージの多くは、機械翻訳や不自然な日本語を使っています。
今回のメッセージも、以下の点が不自然です。
• 「郵便局携帯番号」 → 普通は「お客様の電話番号」
• 「配送先住所が不明瞭」 → 普通は「住所が確認できないため」
• 「お荷物は配達されませんでした。」 → 通常は「お届けできませんでした。」
細かい点ですが、公式の通知と比較すると違和感があります。
詐欺メッセージの特徴
詐欺SMSの典型的な特徴は以下のとおりです。
✅ 不自然な日本語(例:「お荷物は配達されませんでした」)
✅ 偽サイトのリンクがついている
✅ 個人情報の入力を求められる
✅ 差出人の電話番号が不審(+82など海外の国番号)
✅ 急がせる表現が多い(例:「24時間以内に確認しないと荷物が返送されます」)
これらに1つでも当てはまる場合は、詐欺の可能性が非常に高いので、絶対にリンクを開かないでください!
詐欺メッセージと本物の郵便局の連絡方法比較
詐欺メッセージと本物の郵便局の連絡方法を比較してみましょう。
項目 本物の郵便局 詐欺メッセージ
配達できなかった場合の対応 不在票を投函 SMSやメールで連絡
個人情報の確認 郵便局の窓口・公式サイトのみ SMSやメールで入力を要求
公式サイトのURL https://www.post.japanpost.jp/ https://〇〇〇〇.com/jp-tracking など不審なURL
言葉の使い方 丁寧な日本語 不自然な日本語
本物の郵便局が個人情報をメールやSMSで求めることは絶対にありません。
もし間違えて開いてしまった場合の対処法
「間違えてリンクを開いてしまった!」
「個人情報を入力してしまった…」
そんなときは、すぐに次の対応をとりましょう。
1. 入力した個人情報を変更する
• クレジットカード情報を入力した場合 → カード会社に連絡して停止
• 銀行情報を入力した場合 → 銀行に連絡
• パスワードを入力した場合 → すぐに変更
2. スマホ・PCのセキュリティチェック
• 不審なアプリがインストールされていないか確認
• セキュリティソフトでウイルススキャン
3. 警察や消費者センターに相談
• 警察のサイバー犯罪相談窓口
• フィッシング対策協議会(https://www.antiphishing.jp/)
被害に遭った場合、早めの対応が大切です!
詐欺を防ぐための5つのポイント
このような詐欺に引っかからないために、次のポイントを意識しましょう。
✅ SMSやメールのリンクは絶対にクリックしない
✅ 公式サイト(郵便局や運送会社)を直接検索して確認する
✅ 不審なメッセージは無視して削除する
✅ 家族や友人にも注意喚起する
✅ スマホのセキュリティ対策を強化する(例:ウイルス対策アプリを入れる)
まとめ
「郵便局携帯番号,配送先住所が不明瞭のため、お荷物は配達されませんでした。」というメッセージは詐欺の可能性が非常に高いです。
詐欺に騙されないために
• リンクを開かない
• 個人情報を入力しない
• 不審なメッセージは削除する
もし間違えて開いてしまった場合は、すぐに対処することが重要です!
皆さんも詐欺には十分気をつけてくださいね!